2月22日(木)アントレプレナー事業の一環として、商業クラブが特別講義を受けました。
今回は、商業クラブのメンバーが、毎年9月に開催される「令和6年度 商業クラブ研究発表会 新潟県予選会」に向けた取組の一環として、特別講義を受けました。これは、全国大会に向けての準備でもあります。
講師は本校卒業生で、長岡市でレストラン「グース・テーブル」を経営する若き実業家 茂野 祐紀 さん。テーマは「飲食店による持続可能な地域貢献の取り組み ~フードリボンプロジェクトへの挑戦~」
長岡市でフードリボンプロジェクトに取り組む茂野様から、経営者になるまでの経緯、このプロジェクトの取り組みの活動内容についてのご説明をいただき、その背景となっている日本が抱える貧困の現状を学びました。
今後は、プロジェクトの認知拡大施策の1つとしてグース・テーブル様が取り組む、子育て家庭向けイベント(3月31日、グーステーブル別館にて)への参加を予定しています。興味のある方は、是非ご参加ください。
(注)フードリボンプロジェクトとは?
「子ども達がお腹いっぱいご飯を食べて、大人に見守られて、元気に外を駆けまわる」そんな光景がすべての子どもたちにとって当たり前のものであるよう、子ども達の「今日の一食」を支えるのが「フードリボンプロジェクト」です。
仕組みは、子ども達の一食をペイフォワードで、飲食店を利用するお客さんが1つ300円の「フードリボン」を子どもの一食分として「先払い購入」して店内に掲示します。子ども達は、それらの掲示されたリボンを1つ手に取り、1食分の食事ができる仕組みが「フードリボン」です。
また、飲食店で使用されているリボンは、福祉作業場で働くみなさんによって作成されています。活動に取り組む飲食店が増えることで、障害者雇用の貢献にもつながります。
フードリボンプロジェクトでは、困ったときに「今日の一食」を支える場所が、すべての子ども達の身近に「存在」している社会を目指しています。そのために、フードリボンを利用できるお店が全国の小学校区に、最低1ヶ所ずつある状態を作ることが最初の目標としています。
そしてその先には、社会全体で子ども達の食の環境を支えていく文化が浸透した、「フードリボンが必要ない社会」をつくることが最終ゴールとしています。